ボードゲーム

5歳の女の子が喜ぶ顔に思わずデレデレ。雲の上のユニコーン

雲の上のユニコーン

先日ボードゲーム合宿があった。

合宿中のたのしいボードゲームの様子はこちら

www.yuriolog.xyz

さてこのボードゲーム合宿中のこと。

朝食時、食堂でごはんを盛り盛りにおかわりしていると、後ろから話しかけられた。

「あの、カラフルな箱?ボードゲーム?って何ですか!」

「うちの子でもできそうなおすすめ、教えてください!」

合宿をしていた施設には子育て関係のサークルさんも来ていて、その方は窓ごしにボードゲームを見ていたのだという。

聞いてみると5歳の女の子のお母さんということで、仲間たちに相談。

「雲の上のユニコーンはどうか?」という話になった。

ハバ 雲の上のユニコーン HA301256

ハバ 雲の上のユニコーン HA301256

雲の上のユニコーンについて詳しくは、さいころテーブルさんのブログをご参照いただきたい。

「雲の上のユニコーン」─これは競争なのか?と思わされるほんわかすごろく─ | さいころテーブル

ピンクのユニコーンのゲーム。

これは「ピンクのキラキラした」クリスタルを沢山もらえるすごろくだ。箱の色もサイコロの形も内容もみんなかわいいのである。

サイコロをふり、雲の上のマスを進んでいく。

「宝石マス」に止まると、宝石サイコロを振ることができ、出た目のぶんだけ、クリスタルがもらえる。

もーさんにこのゲームを紹介してもらい、「大人には物足りないと思うけど」と言われつつ、まずはこのデザインにメロメロ。

人生ゲームをはじめとする「すごろく」というと、税金を取られたり財布を落としたり失業したりふられたり、嫌なことも起こるのが常だが、このすごろくはもらえるばっかりである。

唯一、「宝石を好きな人にあげる」マスがあるが、

「好きな人に」というところが、にくい。せっかくゲットしたクリスタルでも、好きな人にならあげてもいいかもしれないじゃないか。

好きな人なんて言われたら、誰にあげよう。ママか。隣の家の男の子か。

そこからもう可愛いじゃないか。

隣の家の男の子やパパは気を揉むかもしれないが、

なんて罪のない、悲しいことのない、可愛いゲームだろう。

朝食後、ボードゲームで遊んでいると、先ほどのお母さんと女の子がやってきた。

毒々しいボードゲームをやっていた我々は、一旦ゲームを中断し、雲の上のユニコーンを広げてみた。

ハバ 雲の上のユニコーン HA301256

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女の子ははじめポカンとしていたが、もーさんがルールを説明すると、きちんと聞いている様子。

サイコロをふってもらい、2歩すすむ。

すると、宝石がもらえるピンクマスに止まった!

女の子がピンクのサイコロをふると、出たのは「3」の目。

「では、宝石が3個もらえま〜す!」

と言ってピンクのクリスタルをジャラジャラ渡すと、彼女は目を見開いて驚いた。両手で受け取って、パァァァと目を輝かせ、宝石をぎゅっと握った。

何とも言えない、嬉しそうな表情であった。

普段子どもと接しない私は、その純粋な嬉しそうな顔にデレッデレであった。

その後すぐ、彼女たちはサークルの集まりのため途中退席。

「きっと買います!」とお母さんは言っていた。

しばらくして、また我々が毒々しいゲームに興じていると、女の子が戻って来た。

「ごめんなさい」とお母さん。

女の子の手には、さきほどのユニコーンのピンクのクリスタルが握られていた。

「持って来ちゃったみたいで…」

女の子はお母さんに言われて素直に返してくれたが、彼女はきっと、「本当にもらえた」と思ったのだろう。この素晴らしいピンクのクリスタルをもらえて、本当に嬉しかったのだろう。

まだ<ゲームの中で起こること>と、<現実>の区別がついていない。

でもそれは、実はすごく幸せなことなんじゃないかなあ、今しかない幸せなんじゃないかなあ…と思った。

家に帰ってから、「あの子は家に帰ってお母さんとクリスタルの話をしただろうか」「クリスマスに買ってもらうのだろうか」と気になって、夫にぼそぼそつぶやく私であった。

今回出てきたゲーム

ハバ 雲の上のユニコーン HA301256

ハバ 雲の上のユニコーン HA301256

  • 出版社/メーカー: ブラザージョルダン社
  • メディア: おもちゃ&ホビー