先日開催されたゲーム会で本当に起こった出来事です…
はじめは普通に遊んでいたはずでした。
いえ、始終真剣に取り組んでいたんです。
あんなことが、起こるなんて…
アグリコラといえば、楽しい農場経営ゲームです。
畑を耕して野菜を収穫したり、カマドでパンを焼いたり、牧場を作って羊やブタを育てて繁殖させたり。
その日、とある参加者の方、仮にエンジェルさんとしましょう
エンジェルさんは、黙々と自分のエンジェル農場を育てていました。
この時は3人でプレイしており、アグリコラをめっぽう愛する大会経験者、Dすけさんも参戦していました。
エンジェルさんは、そんな静かなる競争と緊張感の中、資材を選び、カードをおっ立て、どのタイミングで畑を耕すのか、柵を作り動物を放つのか、戦略を練っていたわけです。
顔は真剣そのものです。
そしてエンジェルさんの農場には、柵に囲まれた牧場が無事にできあがり、1匹の黒ブタも放たれました。
「ブヒーブヒー」
エンジェルさんの勢いは止まりません。
30分程経ったときには、エンジェルさんの柵で囲われた牧場は、にぎやかな様子でした。
いよいよ収穫、繁殖フェーズで子豚が産まれるでしょうか。
「ブヒ…ブヒ…」
誰かが言いました。
「正しいことを言うときは、相手を傷つけやすいものと心得よ」と。
「ブ…ブヒ…ブヒ…」
「エンジェルさん、それ、柵の中にあるやつ、よくみると石じゃないですか?」
よくみると石だーーーーーー!
「 」
本当にあった話です…
石の置き場として使っていた訳ではなく、ブタだと思って石材を入手してしまい、大事に牧場に飼っていたそうです。
牧場に入れられた石の気持ちよ……
仲良くやってくれよ と言われたブタの気まずさよ
まるごと大事に育てていたエンジェルさんの熱い視線よ。
石には荷が重すぎるぜ。
なお、気を取り直して、
他に
柵の中に木切れを放って子牛風牧場を作ったり(繁殖はできません)、
「何か問題でも?」と言わんばかりの葦の牧場を作ってみたり、
逆に葦と間違われた羊の憂うつに心寄せたりと、
アグリコラはさまざまな遊び方ができ、オススメなゲームです。
このように各ご家庭のお気に入りの巨神を牛飼いとして採用したりすると雰囲気がぐっと可愛くなりこちらもおすすめです。
尚、本文中の氏名等は仮のものであり、
会話等は、話を聞いて声を失うほど笑った私の想像であり実際のものとは異なります。